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先週金曜日にアーティストビザ更新資料を移民局宛に出して来ました。途中パソコンが壊れて修理に出すハプニングがあったものの、今回(3回目)の申請は弁護士を使わず1ヶ月間は仕事と併行して少しずつ250枚のビザ資料を作成、バインダー2冊を送付しました。
同僚や先輩ミュージシャン達には忙しい中すぐに推薦状や契約書を用意して頂けて感激しました。それらを読んで改めて、芸術を追求する情熱を共有できる世界一流の素晴らしいアーティスト達と働き、そのポジティブな生き方に知らないうちに影響されている日常に改めて感謝する機会にもなりました。


さて、おそくなりましたが先月10月5日にニューヨークのキタノにてWish BoardのメンバーCorcoran HoltとWillie Jones IIIで演奏したライブの写真をご紹介します!

Corcoran Holt at the bass
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Willie Jones III at the drums
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リハーサルは前日に2時間。CDレコーディングは半年も前になるので、かるく曲を思い出す確認作業をして本番をたのしむ、という良い感じで力がぬけて少し緊張感を保つライブとなりました。
毎度のことながら場数を踏んでいるココランとウィリーの音楽への異常なまでの集中力、俊敏で反射的な演奏、確実な技術はすばらしいです。

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ある大先輩との会話からヒントを得て、今回からあたらしいアプローチを試みることにしました。うまくいくか大失敗するのか。聴いている人にはどう伝わるのか。結果はまったくわからないけれどとにかく新しいことを思い切ってやってみて、自分がこれから行きたい方向がみえたように感じています。

2セット目には良い友人でテナーサックスのティヴォン・ペニコット君が遊びに来てくれました!一昨年前モンク・コンペティションで2位になり現在はロイ・ハーグロフ・ビッグバンドやRHファクター、グレゴリー・ポーターバンド等で大活躍中。数曲シットインしてくれてとてもたのしいライブとなりました。

Tivon Pennicott on tenor saxophone
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クリントン政権の頃ロータリー財団の奨学生としてカリフォルニア州でクラシックピアノで留学中、師匠のケイ赤城さんやそのバンドドラマーのウィリージョーンズの演奏に憧れて私もジャズピアノが演奏できるようになりたい!と思い、卒業後すぐ仕事を見つけて滞在資格を申請しましたが、移民局の手違いで書類が受理されておらずその後すぐに永久帰国しました。

お昼に会社で翻訳の仕事をし夜はジャズクラブでの演奏を少しずつはじめて10年後、クイーンズカレッジのオーディションを受けてニューヨークに来る選択肢を得た時には仕事の基盤がようやく出来てきて、いまさらアメリカで一からはじめるよりもそのまま関西で音楽を続ける方が良いかなあと悩んでいました。

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今はニューヨークに来てよかったと思っています。
でも関西にあのまま居ても、きっと今とはちがった形の良い人生を送れていたでしょう。
自分の人生をしあわせなものにするのは(政権を含んで)場所ではなく自分次第だと思います。それは私の場合は9年間ニューヨークという場所でハードルを上げて「もっと」良い音楽が演奏できるピアニストになることに集中しながら、フリーランスのミュージシャンとして自立した生活を続けてきて、はじめて最近心から理解出来たように思います。そういう意味で私にとってはニューヨークに来たことは「もっと」よかったのかなと思います。

今回のライブはビデオ録画をアップロードする予定ですので、またときどきこのブログをチェックしてください!

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