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先週の火曜日から、突然晴れてあたたかくなりました!2月中旬から毎日雪が続き、雪が終わったと思ったら、3月2週目は1週間近く暴風雨。それでも、旅行者が多いせいかライブハウスはJazz StandardもSmallsもVanguardも超満員。ニューヨークのエネルギーはほんとにすごいですねえ。1ヶ月近くの悪天候が明けた週末のマンハッタンはもう街中パーティに繰り出す人でごった返し、うちの近所(通りを一本またいで白人が多いエリアとドミニカ系が多いエリアに分かれている)では昨夜は5時頃まで爆音で音楽かかってました。地元堺のマンションの下にはお地蔵様があってお盆はお祭りでピアノが練習できなかった記憶がありますが、盆踊りの曲とアフロラテンやR&Bは低音の音量がちがいすぎます。ブルックリンやマンハッタンでは住宅街でも「週末だから仕方ないね」と誰もが思っているのがすごいですね。上下階じゃなくてよかった。

ブルックリンにある大学にてキーボードトリオでR&Bを演奏する仕事が入りました。D'Angeloのバージョンの「Can't Hide Love」と「Lady」, Musiq Soulchildの曲を2曲(←SMAPみたいな曲)と、あとお決まりのR&Bを準備しておいてと言われました。大好きでアルバムも持っているD'Angelo。メロディーも管楽器のパートもキーボードの責任なので改めてちゃんと聴いてみました。この曲はアース・ウインド・アンド・ファイアのオリジナル録音があまりに良過ぎ、また最近のR&Bのような表面的な歌詞ではなくイメージを変えにくい。でもD'Angelo独特の歌いこなしのせいか歌詞の意味が違って聞こえてきます。ドラムのセンス(効果大)やと本物の管楽器のかわりのキーボードのブラス音を今風にしてちょっとしたリズムセクションのキメを効かせながら、基本のアレンジやコードは変えてないところもすごくお洒落。ジャズのスタンダードを演奏するときもこれくらい自分のモノにしないとね。前にロイ(・ハーグロフ)がゴスペルのカーク・フランクリンやD'Angeloの話をし始めたことがありましたが、彼の音楽話はかなり心して聞かないといけないのであまり突っ込んで聞きませんでした。これを機にちょっとずつD'Angeloが解明できたら、いつかまたきいてみたいと思います。音楽に関しては、手を伸ばせば生きた辞書がある(いる)のもニューヨークのいい所です。
 
しかしこのアルバムが出てからもう15年も経ってるんですね!! 道理で20代の子達が譜面に起こすこともなく聴き覚えで演奏できる筈です。D'Angelo版Feeling Makin' Loveのキャッチーなシャウト・コーラスが定番になっていることにしても、こうして昔の曲が今の若い子たちに脈々と受け継がれてるところにジャンルの違いを超えたアーティストのすごさを感じます。元の曲もいいですよね。