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はじめはとにかく誘われた所にはできるだけ行くようにしている。

こちらで活躍している日本人のライブにも行きとても刺激を受けた。まずThe Jazz Galleryで開催された、グラフィックデザイナー藤岡宇央さんの展示会。このThe Jazz Galleryという場所はNational
Endowment for the Artsなどから助成金を受けているNPOのようで、そこの支配人に画を気に入られて展示会を行う運びになったという。シンプルなラインと色の構成で彼が音楽から感じたエネルギーが伝わってくる。立食パーティ形式の展示会で演奏は若手人気アルトサックスのJaleel Shawのトリオ。同日の夜はグランド・セントラル駅近くにあるバーで広瀬未来くんのリーダーバンドを聴きに行きsit inもさせてもらった。客席は満席、演奏は超ご機嫌、オリジナル曲やアレンジは個性が冴え渡っていた。音楽や行動力だけでなく人に対する礼儀や後輩の面倒見の良さは抜群で、人なつっこさ、普段の力の抜き具合いも良い。一般にアジア人が若く見られるこちらでなぜかすでに30歳過ぎに見られているが、実年齢がそれに達する頃どんな事をしているのか楽しみだ。次にすっかり有名になった早間美紀ちゃんのピアノトリオを聴いた。ピアノはすごいし、本人は意識していないと思うけどMCがとってもキュートで、そのギャップがお客さんを引き込む。バンドとしてとても充実したサウンドで、日本ツアーの際はぜひ聴きに行かれることをおススメします。またベースの北川潔さんとはじめてお話できた。演奏の気迫から一転しとても気さくで、でもどこかオーラがある素敵な方。「ベースで生きて来た!」という年季のせいかなあ。

前述のLA時代の友人でドラムのウィリー・ジョーンズIIISweet Rhythmに招待してくれた。ウィリーの演奏は見ているだけで楽しい。一瞬にいろんな技がちりばめられ次のヒットでバシッとキマる軽やかさと華麗さが、マイケル・ジョーダンのシュートみたいだ。美しいバラードをたくさん書けることもすごい。その日は、3ブロック先のSmallsで演奏を終えた同じくLA時代の友人でベースのダントン・ボラーが後で合流してちょっとした同窓会になった。ダントンとウィリーはほぼ英語が話せなかった頃からの長い付き合いで私がジャズに転向するきっかけになった。3人揃って会うのは10年振り。ひとつのことをやり続けているとこういうこともあるんですね。長居してたら雪が強く降ってきた。「これや!これがサイアクやねん、NYは!」今はすっかりニューヨーカーなのに西海岸出身者を感じた。東京でたまたま居合わせた関西人同士から関西ローカルなセンスを垣間みる時と似ている。

それでもまだまだ今年はマシな冬([mild winter]と言っていました)らしい。次の日は除雪作業車の音で目が覚めた。女の人、靴はどうしてるんですかね?道が凍っていると滑るし布や皮は雪とか水がしみると思うんだけど、街(マンハッタン)では皮(合皮?)素材でヒール3〜5cmあるお洒落なブーツを、クイーンズ界隈(住宅街)では底が扁平で中があたたかいモコモコした毛の素材になったいるブーツを履いている人をよくみる。