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ピアノ工房

ニューヨークでは2月に入って何度か雪が積もりました。落ち葉や積雪は家の所有者に自分の家の前の歩道を清掃することが義務づけられており、それを怠ると罰金が課せられるそうです。ごみも指定の日に家の前に出します。分別できていない場合は家の所有者が罰金を払わなければいけません。日本の町内会システムは村社会の名残かなー、と吹雪の翌朝にすっかり清掃された歩道を駅に向かいながら思いました。

今週はクイーンズ大学長邸宅でのパーティ演奏や高3音大受験生の最後のレッスン、Black History Monthイベントのニュージャージー州の小学校での演奏、日曜の朝の教会での演奏と、日中の仕事が続きました。見方をかえると、学校行事でジャズを聴いて週末は親に連れられて行く教会で歌う。アメリカでは子供のうちからジャズに触れる機会が多いんですね。またその合間にはレコーディング以来久々にダントンとピアノ&ベースデュオ演奏もあり、次にトリオで演奏する曲を試したりお店で出たパスタを食べながら音楽を中心にいろんな話ができました。その上お金ももらえるわけですから、先のことはわかりませんがとにかくこういうたのしい週がもっと増えてほしいです。

先週、お世話になっているオールドスタインウェイの取り扱い店にてCD発売関連のビデオと写真撮影を行ったときに工場見学をしたので、写真をここに公開したいと思います。


工場の奥の方までみたのははじめてで、とても興味深かったです。
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数年前まではマンハッタンのミッドタウンに位置していたのですが、その時は工場に窓がなかったために今の場所に引っ越したそうです。大体「スタインウェイでも買おうか」とふら〜っと立寄るお客さんは居ませんよね。
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これは鍵盤の手前を動かないようにテープで貼って鍵盤を削る作業をしている所です。このようにして鍵盤に鋭角が出過ぎて指を怪我しないようにしたり、これから黒鍵の横の部分を削って行って押した後ちゃんと白鍵より上の通常の位置に戻ってこれるように調整するのだそうです。
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そういえばピアノによってはかどが鋭過ぎるものがありますね。こうして一台一台のピアノがいろんな職人さんにひとつひとつ手間をかけてもらっているのだと知ると、今まで完成品にしか触れたことがない私はとてもうれしくなりました。
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弾いている私のうしろに見えている棚にたくさん乗っかっているのは、仕上がったばかりの譜面台です。
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このピアノにはまだ蓋がありません。
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工場のすぐ隣の部屋はサロンです。何台もある完成品のうちのひとつ。鍵盤の触り心地は最高。
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デザインも豪華なピアノです。ベーシストはいつも弦や弦高の話、管楽器奏者はマウスピース、ドラマーはシンバルやスネアのマニアックな話で盛り上がりますが、いろんなピアノを目のあたりにすると完全に私もマニアックになっています。
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弾き心地、音も最高で、見た目も最高。一体どういう人が購入するんでしょう。
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一番小さいサイズでいいから将来ここのピアノが買えたらしあわせだなあ。
でもほかの楽器とちがって私はそれを持ってギグに行けないし、家に良過ぎるピアノがあったら外へ弾きに行きたくなくなるかも。
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〜おわり〜