夏
「夏はどうするの?」とこっちの人達はよく聞く。
夏って。。梅雨もないのに、春が終わったら夏やのに、、長いやん。
学校関係者にとっては「夏休み」という意味の夏で、実家(世界各国、全米各州)へ帰る人が多い。ミュージシャンは、ツアーに行ってNYにいない人が多い。という訳で、私の周囲ではヨーロッパ、アジア、南米に散らばってツアーをやる人が多い。今日は日頃お世話になっていて日本に行く/帰ってツアーをする人を順に挙げたいと思います。おススメですので皆様のお近くに来た際には彼らのライブを要チェック!!
まずはピアノのデイビッド・バークマン。最近私はピアニストとドラマーの位置関係を大事に感じるようにしていますが、デイブのドラマーに対するリズム反応は目が離せません。ドラムが良いほどリズムセクションが面白くなるので、フロントも盛り上がる。モダンなタイプのピアニストで、ハーモニー的にも面白い。ヨーロッパやアジアの各地に拠点があってしょっちゅうツアーでNYを留守にしながら教育熱心&勉強熱心な人です。片言の日本語も話せるので、気さくに話しかけてみると楽しいと思います。
次にピアノの佐藤文子(さとうあやこ)ちゃん。彼女は同じ学校で唯一の日本人で、同じ時期にクイーンズに来た事、クラシックからジャズへの転向、遅い年齢でジャズを始めた事、偶然うちから10分の所に住んでいるという共通点があり、すぐ意気統合しました。私はLAでジャズを始めてケイ赤城を師匠と仰ぎ、その後すぐ日本でジャズを演奏して来たのに対して、彼女は日本で辛島文雄さんに師事して、その後すぐNYに来てニュースクールを卒業しこちらのミュージシャンや音楽事情にも詳しいので、情報交換もできます。女性ジャズミュージシャンには珍しくおっとりしたやさしい性格。音楽に関するセンスはズバ抜けてすばらしく、一旦ピアノに触れた瞬間に水を得た魚のようにアイディアがどんどん湧く、驚かされるピアニストです。彼女はNYのバンド「アノニマス・セブン」のメンバーを連れて関東を中心に新潟、仙台へ行っています。
次に、ついに高橋知道くんが完全帰国。彼の新曲は、それぞれとても内容が充実した素敵な曲です。特にここ半年くらいで元々上手かった演奏に「味」が出て来た感じがします。英会話も今はかなりスムーズで、1年弱でめっきり変わりましたねえ。最近知った意外な面は、ピアノでショパンが弾けること、PC入力が速い事、台所仕事が手際良い事。そんな彼は、春の一時帰国以来に自己のバンド「ブリング・ステーション」のライブをします。NYに来てたくさんジャムセッションへ行き、そういう場を関西にも提供したいという熱い思いから、神戸元町の萬屋宗兵衛でジャムセッションを始めるそうですよ。チャージは安いので学生も行きやすく、セッションホストにはべースの木村知之さんを迎えています。今より一段階上の演奏を自分の中から引き出してもらいたい人、今すぐスケジュール帳に書きましょう!若い人も若くない人(ん?あたし?)も、経験の多い人も少ない人も、自分磨きに行きましょう!!
最後に、トランペットの黒田卓也くん。あるドラマーが「He is
hilarious!![訳:極度に人を楽しませ、たくさんの笑いを捲き起こす]」と言うほど、国境も「面白い」の枠をも超える、ずば抜けたユーモアのセンスの持ち主です。リズム感とスピード感があるトークはどこか演奏とスタイルが似ています。関西出身の若手の中でも頼もしい長男的存在。彼を通してSan Juan Hillというアフロ/ファンク系のバンドに誘って頂いていますが、演奏の方も頼もしく、持ち前のhilariousさで場の空気を和ませながらやるべき所はぬかりなくバッチリ決めるし、フメンは読みやすいし、気遣いが上手で少ない時間でコミュニケーションがうまくとれる。その上音楽のセンスがいいのですから彼との仕事はいつでもハッピーです。そんな彼のプロジェクトのひとつ、ファンキーなバンド「Chicken Gravey」はこの夏もNYのメンバーでツアーします。また、併行してジャズのバンドのプロジェクトも始動していて、今後はこちらも楽しみです。
、、、なんか、えらい褒めすぎやなあ。
でもほんまにそう思ってるんです、おススメです。
この夏は、NYが皆さんの地元へ行くのでお聴き逃しなく!!
夏って。。梅雨もないのに、春が終わったら夏やのに、、長いやん。
学校関係者にとっては「夏休み」という意味の夏で、実家(世界各国、全米各州)へ帰る人が多い。ミュージシャンは、ツアーに行ってNYにいない人が多い。という訳で、私の周囲ではヨーロッパ、アジア、南米に散らばってツアーをやる人が多い。今日は日頃お世話になっていて日本に行く/帰ってツアーをする人を順に挙げたいと思います。おススメですので皆様のお近くに来た際には彼らのライブを要チェック!!
まずはピアノのデイビッド・バークマン。最近私はピアニストとドラマーの位置関係を大事に感じるようにしていますが、デイブのドラマーに対するリズム反応は目が離せません。ドラムが良いほどリズムセクションが面白くなるので、フロントも盛り上がる。モダンなタイプのピアニストで、ハーモニー的にも面白い。ヨーロッパやアジアの各地に拠点があってしょっちゅうツアーでNYを留守にしながら教育熱心&勉強熱心な人です。片言の日本語も話せるので、気さくに話しかけてみると楽しいと思います。
次にピアノの佐藤文子(さとうあやこ)ちゃん。彼女は同じ学校で唯一の日本人で、同じ時期にクイーンズに来た事、クラシックからジャズへの転向、遅い年齢でジャズを始めた事、偶然うちから10分の所に住んでいるという共通点があり、すぐ意気統合しました。私はLAでジャズを始めてケイ赤城を師匠と仰ぎ、その後すぐ日本でジャズを演奏して来たのに対して、彼女は日本で辛島文雄さんに師事して、その後すぐNYに来てニュースクールを卒業しこちらのミュージシャンや音楽事情にも詳しいので、情報交換もできます。女性ジャズミュージシャンには珍しくおっとりしたやさしい性格。音楽に関するセンスはズバ抜けてすばらしく、一旦ピアノに触れた瞬間に水を得た魚のようにアイディアがどんどん湧く、驚かされるピアニストです。彼女はNYのバンド「アノニマス・セブン」のメンバーを連れて関東を中心に新潟、仙台へ行っています。
次に、ついに高橋知道くんが完全帰国。彼の新曲は、それぞれとても内容が充実した素敵な曲です。特にここ半年くらいで元々上手かった演奏に「味」が出て来た感じがします。英会話も今はかなりスムーズで、1年弱でめっきり変わりましたねえ。最近知った意外な面は、ピアノでショパンが弾けること、PC入力が速い事、台所仕事が手際良い事。そんな彼は、春の一時帰国以来に自己のバンド「ブリング・ステーション」のライブをします。NYに来てたくさんジャムセッションへ行き、そういう場を関西にも提供したいという熱い思いから、神戸元町の萬屋宗兵衛でジャムセッションを始めるそうですよ。チャージは安いので学生も行きやすく、セッションホストにはべースの木村知之さんを迎えています。今より一段階上の演奏を自分の中から引き出してもらいたい人、今すぐスケジュール帳に書きましょう!若い人も若くない人(ん?あたし?)も、経験の多い人も少ない人も、自分磨きに行きましょう!!
最後に、トランペットの黒田卓也くん。あるドラマーが「He is
hilarious!![訳:極度に人を楽しませ、たくさんの笑いを捲き起こす]」と言うほど、国境も「面白い」の枠をも超える、ずば抜けたユーモアのセンスの持ち主です。リズム感とスピード感があるトークはどこか演奏とスタイルが似ています。関西出身の若手の中でも頼もしい長男的存在。彼を通してSan Juan Hillというアフロ/ファンク系のバンドに誘って頂いていますが、演奏の方も頼もしく、持ち前のhilariousさで場の空気を和ませながらやるべき所はぬかりなくバッチリ決めるし、フメンは読みやすいし、気遣いが上手で少ない時間でコミュニケーションがうまくとれる。その上音楽のセンスがいいのですから彼との仕事はいつでもハッピーです。そんな彼のプロジェクトのひとつ、ファンキーなバンド「Chicken Gravey」はこの夏もNYのメンバーでツアーします。また、併行してジャズのバンドのプロジェクトも始動していて、今後はこちらも楽しみです。
、、、なんか、えらい褒めすぎやなあ。
でもほんまにそう思ってるんです、おススメです。
この夏は、NYが皆さんの地元へ行くのでお聴き逃しなく!!
by katsukotanaka
| 2008-07-06 16:55
| ★NY生活事情(2008-)